「再開
復活
しましたよ」
「ん?何が」
ってここまではのんびり会話してたけど
次
「うるしや っす」
「はっ?えっ!うるしやってあの?武生の?うるしや?蕎麦の?」
「そうっす」
ってなってからもういてもたっても
って
うん
お店もあのまんま
感動のカンパイ中庭を眺めながら
20年以上ぶりを噛みしめる
越前おろしそば発祥の店と言われる
ここうるしや
突然の休業で愕然としてから20数年以上
まさかの復活
7代続いたうるしやが暖簾を出さなくなり
新元号となった今年8代目の手により先月から再び暖簾がかけられた
なんでも
8代目のご主人によると
初代が暖簾をかけたのが 文久元年とのことで
8代目が暖簾を復活させたのが令和元号で大変喜ばしいとの事
って話を聞きながら
文久っていつ?
って思いながら聞けずにいたが
文久 明治 大正 昭和 平成 令和となるみたい
で文久元年が1861年という事で間すこし休業したが
158年続くって事になる
もうねっ約160年もある歴史の中なら20数年休業したぐらいしばしでいいのだ
長らく待ったが
8代目の暖簾に立ち会えたことで
しばし待ったに変わるような
で
長くなったが
まずは越前おろしそばの元祖
を
頂く前に
先代から続くお茶をほんのり練りこんだ
名代せいろ
うむ丁寧に打たれた細麺ながら
噛みごたえ
うむ
で
おろしそばを注文しつつ
メニューを眺めてみる
うむ
昔と違いいろいろメニューが増えてる
と
そこに箸休めに
蕎麦味噌どうぞって
こりゃいいね
もう1本飲みたくなるね
日本酒でもいいね
真っ白ほかほかご飯でもいいね
で
越前おろしそば
辛味大根の汁に
ほんのり甘い生醤油を少し垂らした汁
そういえば昔初めて来た時に
大根おろしの汁を蕎麦にぶっかけて
いわゆる福井スタイルで食べようとしたら
先代に
「田舎っぺやな」
って言われたなあ
それは蕎麦本来の香りがとんじゃうから
ある程度汁にちょいづけしてすすり
最後に賭けたかったらバサーってかけて
ずずーって楽しめって事だった
今のオレのおろしそばの食べ方があるのはここの先代からだな
その後に来た時も
2杯頼んで食べ終わった頃にもう1杯おかわりしたら
「初めに食べる数言わんとあかんよ」
って言われたなあ
それは蕎麦を注文受けてからそのテーブルの分づつゆがくので
次のお客さんその次ってゆがいていくので
順番どおりやっていくと
最後に入ってきたお客さんの後になるから
って事だったんだ
今は
おろしそばは名代が昔ながらの食べ方で
新しく加わった田舎おろしそばはぶっかけてどうぞ
って事でした
味はその代々で変わっていくが
もう1度暖簾をこの場所にかけた8代目の気持ちさすがです
うるしや
越前市京町1−4−26
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