ふくまる軒

大人になると

いろいろ思い出す事柄が増えるものである

それは楽しい事だけとは限らないが

まあ限りたいところであるが

思い出すのはそういった出来事だけじゃなく

自分にしかわからない瞬間の匂いだったり

あの瞬間の最高なタイミングの音だったり

そして

味だったりする

もう１度味わいたいと思っても
叶わないものもある
まあそんな味のひとつがふくまる軒だったりするのだが

そのふくまる軒の話がしたいのではなく
味わえなくなりそうな食べ物
ちゃんと味わっておこう
って食べ物だけではなく

世の中の全ての事柄
そう気になるものちゃんと体験できるように
自分を動かそう
って言うか動こう
って改めて思ったって話

なんだかシビアな話になったけど

ふわっとした空気を

窓全開で走らせてた車に取り込みながら

今はかかる事のない

暖簾がかかっていた場所の前を通りすぎ

ふわっと思ったってだけの話

自分の記録としてね書いておこうって

そんだけっす