2023年4月18日火曜日

SPIEWAK NYC


90年代後半 
買付とか言う理由を無理やりつけて 
実は遊びに行っていた
ビックアップル

そんなある年の12月
想像以上の寒さにハードなかぜをひいた
とは言え
外に出ないと食料は手に入らないわけで
ショート期間で借りていたアパートから
だるい体を引きずって
雪降るマンハッタンの夜の街に出たものの
そもそもかぜをひいたのは
ペラジャケ1枚で
0℃やそれ以下となる冬のニューヨークを
毎日うろついていたからだ
だが
羽織ものはそれしか持ってきていなかった

だがそれでは雪降るマンハッタンの夜は戦えず
食料を手にする前に
あまりの寒さで熱が上がりすぎたのか
建物の中から吹き出してくる温かい空気に
無意識に店の中に飛び込んだ

そこで
見かけたのが
日本にはまだ上陸前の
生粋のニューヨークブランド SPIEWAK だった
そのジャケットの本気の作り込みのブランドとしての存在は知っていたが
まさかここで出会うとは
これはもう運命と思った矢先
値札には確か500ドルほどの数字
ポケットの中は300ドルほどの現金のみカード無し
んでその時店内にスーパーセールだったようなそんな文字が至る所に
後で知ったのだがアメリカではクリスマス前の土曜にすごいセールをやるんだよね
そんなわけで半額ぐらいでゲットでき
そのジャケットにくるまって食料をゲットしてアパートに戻った

って言う
俺の中での劇的な出会いのエピソード
でもその時の街の風景や気温と言うか
空気の冷たさとか匂いは未だに覚えているんだよね

 んなわけで
そんな長々とした説明でしたが
そんな SPIEWAK と数十年ぶりに出会ったのである
ちなみに SPIEWAK はその後日本に上陸し数年ブレイクしたのち日本から撤退
そんなわけで
そんなデッドストックが放出されているのみたら
サイズとかどうとか関係なく
ゲットというか
救出するしかないでしょ
ってわけで

あの時はありがとう
SPIEWAK 
なんかアツくなりすぎてすいませんね
って個人のブログだから
いいか

そんだけっす


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