2021年5月31日月曜日

四川菜


「美味しい中華屋さん教えてもらって行ってみたんだけど ヒットだったよ」 
「へえ」 
「それがさあオススメって教えてもらわなかったら 申し訳ないけど入ってなかったわ」 
「えっとんでもなくきったねえの? 中華って小汚い店構えだけどんまいとこ多いしね」 
「うんうん外観こ綺麗だよ 中も」 
「んん?」
そんな会話を少し前に友達と交わしたのを思い出し
近くまで来たのでそこで昼をと
ここの通りって何回か通ってるけど
そんな店あったかなって
通りを走りながら
あのコーヒー屋の斜め前でしょ
そんな店あったっけ
あっ
この店だ
地味だし店っぽくないから通っていても見落としていたんだ
えっ
でもオススメで教えてもらわなかったら入んない
って店構えでもないな
違うのか
でも
四川菜って控えめな看板あるな
何がどう入んないわな感じなのか
と思いつつイン

んで
まずは初めての中華屋を知るには
ってんで
ランチメニューにあった麻婆豆腐セットを
うむ
なかなかのルックスの麻婆にそこそこのボリュームのサラダ
茄子の揚げ浸しにザーサイにスープにライス
んでライスおかわり自由にて
タックス込みの1000円ジャスト
なかなかのコスパじゃないか
んで
まず第1投で麻婆を口に運び
瞬時になかなかのコスパじゃないかという言葉を撤回
相当のコスパ
いやもうコスパとかどうとかじゃなく
本格派
いや本物だ
町中華ももちろん大好きなのだが
これは町中華じゃなく中国料理店で食うヤツ
それがこのボリュームでこのプライスで
となると
夜の単品メニューもお昼でも
忙しくなければいけますよって言われたものの
店内は結構な賑わいだったので
気を使いつつも何か欲するって事で
ランチメニューにもなってるしって事で油淋鶏を
ちなみに油淋鶏には深い思い入れがあんだよね
オレが最初に出した飲食店の中心的メニューだったんだけど
そのレシピ
その前に働いていた店でしかも元イタリアンレストランのシェフに教えてもらったんだよね
まあそれはさておき
うむうむ外サク中ふんわりジューシー
そしてしつこくなく程よくあっさり
うーむ
んまかった
これはまた来ないとな
って爪楊枝をシーシーしながら
店内を見ていたら

京都の都ホテルを皮切りに
京都大阪神戸の一流店などで料理長をしていた経緯が書かれていた
ほー

とは言え
話が原点に戻り
何が申し訳ないけどオススメで教えてもらわなかったらなんだろう
気持ちもお腹もすこぶる満足で
店を出て
あっ
店の玄関は最初のあのシンプルなだったのだが
表通りの側には
なんとも田舎の野菜直売ファーマー的な
なるほどー
なかなか中華屋っては思わないよね
   四川菜
    越前市北府2−11−11

ちなみに滋賀県の大垣でむかし知人に教えてもらった店も
これに似た感覚だったなあ (それは → コチラ

それはさておき
この後とんでもなく渋滞に巻き込まれるのはまだこの時点では知らずで
うーむ
これはまた来たい
とかじゃなくすぐ来るな
そして夜も来るな
なんて
気持ちで晴れ晴れ

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